はじめまして– category –

初めての方は、こちらをお読みください!


皆さん、はじめまして!
「かもめぶろぐ」へようこそ。運営者の“かもめ”です。
このたびは、私のブログをご覧いただき、本当にありがとうございます!
私は、2020年のコロナショックをきっかけに資産運用を始めた、
どこにでもいる平凡なサラリーマンです。
昔から“経済的自由”に憧れを抱き、
今は、家族でサイドFIREを目指して進んでいます。
このブログでは、そんな我が家のリアルな奮闘記をお届けします。
このブログはこんな方におすすめ!
- FIREやサイドFIREを目指している人
- 資産運用を始めたいと思っている人
- 自分らしいスローライフを送りたい人
サイドFIREを目指した理由
なぜ、ウチがサイドFIREを目指すのか?
一言でいうと……私のわがままです!!
正直、私は仕事があまり好きではありません。
できることなら、1日中アニメを観て、スマブラをやっていたい。
そんな怠惰な人間なんです(笑)
でも、働かなければ収入はない。
かといって、親や妻に迷惑をかけるのもイヤ。
「じゃあ、どうすればいいんだ……?」
働かないという選択肢はない。
かといって、心からやりたい仕事もない。
だから結局、「とりあえず働くか」という毎日を送っていました。



怠惰ですな



自覚してます・・・
ただし、“クズ”にはなりたくない!
どうせなら――誰にも迷惑をかけない、“立派なクズ”になりたい!!(なんだそれ)
そう決意したのが、2020年の夏。
FIREという言葉に出会い、自由な生き方を本気で目指すことにしたのです。
FIREスタートの目標と資産形成
そして私は考えました。
「少しでも早く自由気ままな生活を始めたい!」
その結果、娘が小学校に上がる前年の2025年夏を、FIREスタートの目標に設定。
そこからの5年間、全力で資産形成に取り組みました。



毎日、アニメ観たいので5年間に全集中!



私も、もっとゆとりのある生活がしたい!
そんなわけで、2025年春の時点での資産は7,000万円超。
けっこう頑張ったと思います!
資産が順調に増えた理由は、いくつかあります。
- 共働きで、夫婦ともに正社員だったこと
- 支出を「見える化」して、徹底的に家計管理したこと
- 株式市場の好調(2020〜2024年)という幸運
それでもフルFIREはできない?
とはいえ、現状ではフルFIRE(完全リタイア)はできません。
ウチの年間支出は、2024年時点で約450万円。
もしフルFIREをしようとすると、次の資産が必要です:
- 必要資産:1億1,250万円(450万円 × 25年分)
※いわゆる「4%ルール(トリニティ・スタディ)」に基づく計算
つまり、あと約4,250万円が足りない!
そこでウチは、選択肢の1つであるサイドFIREを目指すことにしました。
家族との時間を大切にしながら、自由に働くという道を選んだのです。
サイドFIREの選択と、ウチの働き方フルFIREとサイドFIREの違い
なお、「FIRE」は、次の4つに分類することができます。
フルFIRE | 完全リタイア |
①(ファットFIRE) | 資産運用益のみで生計を立てるスタイル | 趣味や旅行など贅沢できる生活を前提に、
②(リーンFIRE) | 資産運用益のみで生計を立てるスタイル | 質素で倹約した生活を前提に、
サイドFIRE | セミリタイア |
③(コーストFIRE) | 資産運用・貯蓄等で老後資金を心配しなくてよい状態を確保してから、生活費を稼ぐスタイル |
④(バリスタFIRE) | 資産運用益に加え、パート等の負担の少ない仕事で、 生活費を稼ぐスタイル |
ウチが目指すのは、「サイドFIRE」!
生活費を「資産」+「働き方」で賄うスタイルです。
この2つがそろってはじめてサイドFIREは成り立ちます。
ウチの課題は「働き方」
ウチは、運も味方につけてサイドFIREを開始できる「資産」は確保できました。
したがって、次に考えるべき課題は「働き方」です。
働き方 | 法的な位置付け | 労働基準法の保護 |
---|---|---|
個人事業主 | 事業主(自営) | なし |
フリーランス | 原則:個人事業主 | なし(例外あり) |
パート | 労働者 | あり |
最終的には、いずれかを選択することになりますが、
現在の優先順位は、以下の通りです。
- 個人事業主
- フリーランス
- パート
なぜパートではなく、副業?
理由はシンプル。
収入を「事業所得」に集約したいからです。
区分 | 所得区分 |
---|---|
副業 | 事業所得、または給与所得 |
パート | 給与所得のみ |
つまり、パートは「働いた分だけの給料」であり、
自由度や裁量が少なく、「時間」「場所」「人間関係」に縛られやすいです。
一方で副業は、自分のスタイルで働きやすい事業所得を狙える選択肢があります。
ウチが副業にこだわる理由
めんどくさがりな私にとって、
「自由度が高く、自分のペースで働ける副業」はまさに理想のスタイル。
ウチが目指す「スローライフ」を実現するためにも、副業一択なのです。
もしフルFIREができたとしても…
仮に将来、フルFIREできる資産を築いたとしても、私はおそらく副業は続けると思います。
なぜなら――
人間には、3つの資本が必要だからです。
🔑 人間の3大資本とは?
人間の3大資本と、ウチの立ち位置
フルFIREだけを追い求めてしまうと、
金融資本ばかりが充実して、人的資本や社会資本が欠けてしまうリスクがあります。
だからこそウチでは、(現時点では)「働くことをやめない」という選択をしています。
もちろん、自分のペースで、自分らしいかたちで働くという前提で。
よく言われている「人間の3大資本」は、以下の3つです。
資本 | 説明 |
金融資本 | お金や資産など、経済的な豊かさをもたらすもの |
人的資本 | 働いて稼ぐ力やスキル、自分の能力そのもの |
社会資本 | 家族や友人、仲間との人間関係・つながり |
この3つのバランスが取れていると、人は幸福を感じやすいと言われています。
では、ウチはどうかというと…
【ウチの資本状況】
評価:◎(優秀)◯(合格点)△(不十分)☓(不合格)
金融資本 | 人的資本 | 社会資本 |
◯(フルFIRE☓・サイドFIRE◯) | ☓(副業スキル☓) | △(家族◎・友達△・人脈☓) |
ウチには、「稼ぐスキル」がない
人的資本、つまり「稼ぐスキル」。 ウチにはこの力がありません。
退職前に副業スキルを身につけたかったのですが、できませんでした。
本業の労力を副業に回せなかったんです。
何度か挑戦したものの、本業に支障が出てしまい、結果的にすべて頓挫しました。
正直に言います。 本当にダメダメです。
結果として、副業スキルゼロの状態で退職することにしました。
「副業スキルを身につけてから退職すべき」
──これは正論ですし、実際に職場の上司にも言われました。
でも、仕事と家族の両立だけで手一杯な普通のサラリーマンにとって、
その正論は、まったく心に響きませんでした。
「それができるなら、とっくにやってるよ」 と思ったのは、きっと私だけではないはずです。
しかも、世間体を気にしてしまう自分がいて、
「プログラマーならかっこいいけど、〇〇みたいな副業はちょっと……」と、
“かっこ悪い副業”は避けたいというプライドまで発動。
その結果、行動せず、考えてるフリで自分をごまかすという、
意味不明な思考停止状態に陥っていました。
「副業の収益化が見えない」=動けない理由になる
たぶん、 「副業で収益化できるイメージが湧かない」
これが多くの人が一歩を踏み出せない理由じゃないでしょうか?
でも、それを理由に動かないままでいると── 「何もしない」ことが“正解”という、
悲しい結論にたどり着いてしまいます。
つまり、結局は定年まで会社員を続けるしかないということ。
あと何十年、残業や休日出勤を続ければいいんでしょうか?
サイドFIREなら、働き方を選べる
一方、サイドFIREを選択した場合はどうでしょう?
- 午前中だけ働く
- 週3だけ集中して働いて、週4は完全オフ
- 自分の得意分野を活かした副業に取り組む
そんな柔軟な働き方が可能になります。
「あと数年でフルFIREもいけるのでは?」という声に対して
たしかに、ウチの資産状況を見れば、
「あと数年がんばって資産1億超えを目指したほうがいいのでは?」というご意見もあるかと思います。
ですが──
ここ数年、株式市場はかなり好調でした。
今後もこのまま右肩上がりが続くとは限りません。
短期的な株式リターンを正確に予測できる人なんて、
世界一の投資家と評されるウォーレン・バフェットさんでも無理です。



株式市場の好調に加えて、円安の恩恵もあったもんね。



幸運だったよね!
もしその時不調だったら、投資を止めてたかもしれないしね。
ウチのゴールは「フルFIRE」ではなく「副業で年360万円」
だからこそ、ウチではフルFIRE(資産1億1,250万円)をゴールとはせず、
もっと現実的な「もうひとつのゴール」を定義しています。
それが、夫婦で副業収入を月15万円ずつ得られる状態です。
シンプルに言えば、副業で年360万円稼げれば、資産額に関係なくゴールと考えています。
なぜ「年360万円」稼げればゴールなのか?
ウチの年間支出(2024年)は、以下の通りです。
【年間支出:合計450万円】
項目 | 金額(万円) |
---|---|
住宅費 | 122 |
食費 | 93 |
特別費 | 51 |
趣味・娯楽 | 39 |
自動車 | 37 |
日用品 | 25 |
その他 | 24 |
衣類 | 21.5 |
水道・光熱費 | 18 |
交際費 | 10 |
医療費 | 5 |
通信費 | 3.5 |
書籍 | 1 |
生活費と贅沢費に分けてみると…
【生活費】計354.5万円
項目 | 金額(万円) |
---|---|
住宅費 | 122 |
食費 | 93 |
特別費 | 51 |
自動車 | 37 |
日用品 | 25 |
水道・光熱費 | 18 |
医療費 | 5 |
通信費 | 3.5 |
【贅沢費】計95.5万円
項目 | 金額(万円) |
---|---|
趣味・娯楽 | 39 |
その他 | 24 |
衣類 | 21.5 |
交際費 | 10 |
書籍 | 1 |
つまり、ウチの場合は年360万円(月30万円)を稼げれば、
生活は成り立つということになります。
では、贅沢費はどうする?
贅沢費については、以下の方法で対応します。
- 支出を抑える
- 稼ぐ(副業・パート)
現実的には、しばらくの間は運用益を一部使いながら、
不足分を補う形になると想定しています。
以上が、ウチが「年360万円を稼げればゴール」と考えている理由です。
サイドFIRE、だけど「運用益に依存しない」
これまで説明の通り、
ウチは、なるべく運用益に頼らず「生活費を稼ぐ」サイドFIREを目指しています。
その意味では、「コーストFIRE」に近い考え方かもしれません。
🔍 コーストFIREとは?
ここでサイドFIREのおさらいになりますが、
コーストFIRE | バリスタFIRE |
老後資金を確保したうえで、今の生活資金を稼ぐ | 生活費の一部を資産収入で賄いながら、パートで稼ぐ |
コーストFIREは、老後資金はインデックス投資の長期運用で確保し、
生活費は労働でまかなうスタイルです。
たとえば、1,000万円を30年間、年利7%で運用すると、最終的に7,612万円になります。
つまり、65歳以降の老後資金が7,612万円で十分と思えれば、
「35歳でサイドFIREに移行」できることになります。
いわゆる、時間を味方につけた資産形成です。
あの物理学者アインシュタインも、
「複利は人類最大の発明だ」という名言を残しています。
インデックス投資の再現性と、世代間ギャップについて考える
もちろん世の中に「絶対」はありませんが、
過去の統計では、優良なインデックスファンドに長期投資をした場合、
年利7〜10%のリターンが見込まれてきました。
ただし、今後も同じようなリターンが続く保証はないということも理解しています。
それでもウチでは、再現性の高いインデックスファンドへの投資を今後も続けていきます。
理由はシンプルで、プロの投資家でさえ、インデックスファンドに勝つのは困難だからです。
実際に、15年の長期投資で両者を比較したとき、
アクティブファンドがインデックスに勝てる勝率は10%程度です。
世界一の投資家とも称されるウォーレン・バフェットさんでも、
年利リターンは約20%ほどです。
ましてや私はプロの投資家ではありませんし、個別株でインデックスを上回れる知識も才能もありません。
だからこそ、ウチはインデックス投資一択。
誰にでもできて、再現性が高いこの投資手法は、本当に革命的だと思っています
では、なぜ今までインデックス投資が普及しなかったのか?
それほど再現性の高い投資方法なら、
「なぜ、今までインデックス投資は普及しなかったのでしょうか?」
それには、以下の時代的背景が関係しています。
【1】金利の違い
1950年代後半〜1980年代は、定期預金の金利が5〜10%台で推移していました。
当時は「預金=資産形成」が一般的であり、銀行に預けておけばお金が増える時代でした。
【2】投資環境への不信感
1990年代初頭のバブル崩壊により、株や不動産が暴落し、多くの人が資産を失いました。
この時代から「投資=ギャンブル」というイメージが根付き、投資を敬遠する人が増えました。
【3】手数料と投資インフラの未整備
1973年に東京証券取引所で外国株市場が開設され、1998年には楽天証券などネット証券も登場しました。
しかし当時は、
- インターネット環境が未発達
- 投資手数料が高額
- 投資信託の選択肢が限られていた
など、今のように誰でも投資できる時代ではなかったのです。
このように当時は、
- 銀行への信頼が厚く
- 投資への不信感が根強く
- インフラも未成熟だった
という投資が難しい時代でした。
インデックス投資が身近になったのは、つい最近のこと
「オルカン」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」といった
人気のインデックスファンドが誕生したのは2018年。
証券会社同士の健全な競争によって、
手数料の引き下げが進み、投資環境は格段に改善されました。
今では、スマホ1つで口座を開き、
一部の富裕層だけができたような資産形成を、誰でも再現できる時代になりました。
ウチでは、こうした恩恵をフルに活かすべく、インデックスファンドに集中投資しています。
また、投資を後押しする制度も整ってきました。
- 新NISA(少額投資非課税制度)
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
いずれも、税制優遇を受けられる素晴らしい国の制度です。
ただし、ウチでは「新NISA」は利用していますが、「iDeCo」は利用していません。
ここからは、その理由についてご説明します。
新NISAとiDeCo、ウチの選択
まずは、新NISAですが
主なメリットとデメリットは、以下の通りです。
- 運用益が非課税
→ 売却益・配当金・分配金などに税金がかからない。 - 非課税保有期間が無期限
→ 長期投資に非常に適しており、「時間を味方にできる」。 - 非課税枠が再利用できる
→ 売却した分の非課税枠は、翌年以降に復活し再投資が可能。
- 年間の投資上限は固定
→ 1年あたりの投資可能額は増えず、再投資額にも上限がある。 - 枠の復活は翌年以降のみ
→ 売却した年には枠が復活せず、翌年からの再利用となる。 - 復活するのは取得額のみ
→ 値上がり益は非課税枠として復活せず、元本分のみ対象。
新NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つで構成されており、
それぞれ投資枠の上限や投資対象(重複の可否)が異なります。
投資枠 | 年間投資枠 | 非課税保有期間 | 非課税保有限度額(内数) | 投資対象 |
つみたて投資枠 | 120万円 | 無期限 | 600万円 | 長期積立・分散投資向けファンド |
成長投資枠 | 240万円 | 無期限 | 1,200万円 | 上場株式・投資信託など(※条件あり) |
ウチが新NISAを使う理由
新NISAは、全世界やS&P500連動型のインデックスファンドに長期投資する人と
非常に相性が良い制度です。
あえて懸念点を挙げるとすれば、
年間投資枠をすべて使い切った場合、売却した年には同額を再投資できない
という点くらいです。
とはいえ、新NISAはそもそも「長期積立」を前提とした制度なので、
私たちはこの点をデメリットとは捉えていません。
つまり、ウチが新NISAを選ぶ理由はこの3つです。
- 新NISAの仕組みが長期投資に向いている
- 売却時の含み益が非課税になる
- そもそも大きなデメリットが見当たらない
メリットしかないのであれば、やらない理由はありませんよね?
iDeCoについて
iDeCoの主なメリットとデメリットは、以下の通りです。
- 掛金が全額所得控除
→ 所得税・住民税が軽減され、節税効果が高い。 - 運用益が非課税
→ 通常20.315%かかる運用益への課税がゼロ。 - 受取時も控除対象
→ 一時金なら「退職所得控除」、年金形式なら「公的年金等控除」が適用。
- 原則60歳まで引き出せない
→ 資金の流動性がなく、途中で使いたくても使えない。 - 職業や年収により掛金上限が異なる
→ 自営業・会社員・公務員などで毎月の積立上限に差がある。 - 手数料がかかる
→ 加入時・運用中・受取時それぞれに一定の手数料が発生。
ウチがiDeCoを利用しない理由
ご覧のとおり、iDeCoは優れた制度です。
しかし、ウチでは以下の理由から、活用しないことを選びました。
- 積立資金が「所得扱い」となり、受取時に課税される
- 原則60歳まで引き出せない(資金拘束がある)
- 加入時・管理・給付時など各種手数料がかかる
iDeCoの受け取りと課税の関係
受取方法 | 税区分 | 適用される控除 | 課税対象内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
一時金 | 退職所得 | 退職所得控除 | 控除後の1/2 | 他の退職金と控除枠を共有する |
年金形式 | 雑所得 | 公的年金等控除 | 控除後全額 | 他の年金と合算して控除適用 |
一時金+年金併用 | 両方 | それぞれ適用 | それぞれのルールに準ずる | 受け取り方法は自身で選択可能 |
手数料も要注意
手数料の種類 | 金額の目安 |
---|---|
初期手数料 | 2,829円(1回) |
管理手数料 | 年間2,052〜7,000円前後 |
また、最近では退職金制度の見直し(改悪)もささやかれており、
iDeCoのように資金を長期間拘束される制度では、柔軟な対応が難しくなると感じています。
ウチの選択
そのため、ウチでは
出口戦略が難しいiDeCoではなく、仕組みがシンプルな新NISAに絞って資産形成を進める
という結論に至りました。
新NISAでは、年間360万円 × 5年間 = 最大1,800万円の積立が可能。
夫婦で活用すれば、合計3,600万円まで非課税で投資できます。
もしそれ以上の投資が可能な場合には、
iDeCoではなく、特定口座(源泉徴収あり)で積み立てていく方針です。
税制優遇こそありませんが、仕組みがシンプルなぶん、
手間ひまをかけずに運用が続けられると考えています。
まとめ
以上が、ウチのFIRE戦略になります。
「稼ぐスキルを身に着けない限り、資産の有無、また大小に関係なく、幸福を感じることができない」
めんどくさがりで、働くのが好きではない私でも、その結論に至りました。
「人並み程度の生活基準で満足している」
「月1の外食、年1の旅行ができれば、それ以上の贅沢は望まない」
そういった価値観の人の方が、
お金をがっつり稼ぎたい人よりも多いのではないでしょうか?
一般的な生活基準で満足できるのであれば、サイドFIREは十分に可能だと考えています。
例えば、月の生活費40万円の場合、アルバイト(夫20万・妻20万)でも
理論上、生活は成り立ちます。
でも結局は、「学費は?」「医療費は?」など、
何かしらの実行できない理由を生み出して、多くの方は実行しません。
ウチもそうでした。
世間とは異なる行動を取ろうとするには、多くの“勇気”と“エネルギー”が必要です。
やはり、人と同じ行動を取っている方が、気持ちは楽です。
なぜなら、自分が満たされていない理由を、国や家族、仲間のせいにすることができるからです。
しかし、“他責思考”では、本当の意味での幸福を得ることはできません。
経済面の自由を得るため、主体的に動く。
一見矛盾していそうに感じますが、そうではありません。
FIRE=「会社員から独立する」ことです。 会社から独立することが、そんなに簡単なわけありません。
そのために、現状から一歩踏み出す勇気が必要だと考えています。
何よりも、「楽しいことを、思いきり楽しめるうちに」自由になりたくないですか?
私は、心からそう思っています。
行動力や感受性が衰えたあとに、多くの資産があっても、
それを心から楽しめるかどうかは、正直わかりません。
小学生の頃、鬼ごっこやゲームをするだけで楽しくなかったですか?
中学・高校の頃は、友達と恋バナをするだけでも、ワクワクしませんでしたか?
同じ経験や体験でも、年齢や環境によって、感じ方は大きく変わります。
誰にでも、その時期ならではの楽しみ方があるはずです。
お金は、「生活費の不安」を解消してくれる心強い存在です。
でも、それだけで幸せを感じられるわけではありません。
あくまで、“選択肢を広げるための手段”にすぎないと考えています。
だからこそ、お金は「できるだけ早く使うほうがいい」と思っています。
そして、どう使うかを考えるなら──
できるだけ「時間」と「体験」に使いたい、というのがウチの考えです。
ウチでは、「必要な老後資金はあらかじめ確保しておく」という前提のもと、
サイドFIRE──つまりコーストFIREの形で、
人生の早い段階から“自由”を手に入れる戦略をとっています。
老後資金の確保 + 副業(もしくはアルバイト)で生活費をまかなう
アルバイトは、給与所得のため「働く場所」「時間拘束」などのデメリットがあります。
そのため、できるだけ「稼ぐスキル」を身に着けて副業で生活費を賄う。
できなかった場合のみ、アルバイトで生計を立てる。という形になります。
このスタイルであれば、リスク分散もできているため、家族の理解も得やすいと思います。
さて、真面目な話が続きましたが──
ウチは今、サラリーマンを卒業して「自由なスローライフ」まで、あと少しのところにいます。
毎日アニメ見放題の生活までも、もう少しです(笑)
「そんな生活、すぐ飽きるよ」なんて声も聞こえてきそうですが、
新しいアニメは次から次に出てきますし、
暇であればあるほど幸せを感じられる、そんな怠惰な人間です。
私:「結局、価値観は人それぞれだもんね」
妻:「そうだ!そうだ!」
他人の目を気にして、自分の人生を損する──
ウチはそんなもったいない選択はしたくありません。
自分の意志で動いて、堂々と“怠惰な人生”を楽しみます。
こんな私たちですが、今後ともどうぞよろしくお願いします!
私:「がんばろー」
妻:「がんばろーね!」
ここまで読んでくださったあなたは、きっと「同じ匂い」がします(笑)
自由でちょっと怠惰な仲間として、これからもよろしくお願いします!